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  $0

  Unix の  wc -l の代替。行数を出力する。

  引数などで指定されたファイルが、改行区切り文字無しで終了していた場合は-1
  を各行末に追加で出力する。ただし、空文字列で改行なしの場合は-0を出力に追加する。
  これは、分割されたファイルの合計行数を計算したい時に使える機能である。

  なお、Ctrl+C が押下された場合、途中の状態を表示して、元に戻る。
  1秒以内に再び、Ctrl+C が押下された場合のみ、プログラムは停止する。

 オプション:

  [行数の出力の数としての書式]
    -3 ; 行数の出力に3桁毎にコンマを挿入する。
    -d num ; 行数を出力する列の幅を指定する。そして、右詰めにして読みやすくする。

  [出力する他の情報と色]
    -b : 色を付けない
    -n : 各入力を処理する際に、ファイル名や標準入力の別を表示しない。(Number only)
    -s : ファイル名と行数は表示するが、時刻情報は出さない。(Simple)
    -! ; 出力をバッファに貯めない。
    -\" num ; num秒ごとに何行を読み取ったかを標準エラー出力に出力する。未指定なら10秒。0を指定すると非出力。

  [入力の仕方の指定]
    -= : 最初の行を計数対象としない。
    -r ; 改行文字を "\r\n" に変更。エクセルからエクスポートした時に便利。(未指定なら、"\n"。)
    -z : 入力を gzip 圧縮の形式として処理する。
    -g ; 入力を gzcat コマンドを利用して処理する。-z より高速だが、標準入力には現状使えない。

    --help : この $0 のヘルプメッセージを出す。  perldoc -t $0 | cat でもほぼ同じ。
    --help opt : オプションのみのヘルプを出す。opt以外でも options と先頭が1文字以上一致すれば良い。
 
 テスト:
    seq 10 | gzip -c | $0
      # -z 指定で gzip 圧縮を受け取れるか試験。
    $0  <( yes )
      #  上記のコマンドを実行する。Ctrl-Cを続けて2秒以内に押下すると、止まる。
      #  yes | $0  だと、うまくいかない。
      # Ctrl-C の受け取り方が、パイプの前のコマンドと
      # プロセス置換 <( ) とで異なるため。

  注意点: 
   * Unixコマンドは、最後に改行文字で終了しない行は数えない。
    このコマンド $0 はそのような行も数える。従って、その場合、数に違いが出るる
  開発上のメモ: 
   * 全体の合計値において、改行で終わらなかったファイルの個数と、concat した場合の差はまた別のロジックを
     要する。-1 または -0 を出力した値のそれらの合計と共に出すようにする必要がある。